2017年12月15日金曜日

良いβグルカンを安く買う方法とは (2)

βグルカン(ベータグルカン)を主成分とする健康食品は多いが、"仕事"をしてくれるのは中に含まれているβグルカン成分である。 つまり、製品の量が多い少ないは問題ではなく、それよりも遥かに重要な指標として、 中に含まれているβグルカン成分の量が多い製品が良いβグルカンだと言える。

具体的な例としては、アガリクスやメシマコブに代表されるキノコ健康食品では、大量1kgも食べてさえも成分としてのβグルカンは半分の500gも含まれていない。 良くても100g、多くの製品には50g程度しか重要成分が入っていないのである。

一方、昨今に主流となりつつある高純度タイプのβグルカン製品では、わずか100g食べるだけでβグルカンは半分を遥かに超える60~85g以上も食べることができる。単純比較でも倍以上のβグルカン成分を食することができ、まさに桁が違う効率の良さだ。

つまりは、"純度が高い"βグルカン製品を選ぶことが、効率良くβグルカンを食べられる最も解り易く、かつ重要な指標なのである。

βグルカン健康食品の純度に着目して健康食品を見てみると、βグルカンの純度=含有率は、 大流行したアガリクスでも2~5%程度と低いことに驚かされる。 その後に登場したメシマコブやハタケシメジマイタケ, 鹿角霊芝やカバノアナタケ(チャーガ)でも 10%を超えることは無い。最新流行のキノコ健康食品とされるハナビラタケの大げさな広告表記でも40%がやっとなのだ。

一方、世界的に大流行しているパン酵母から抽出した製品では、安い製品でも60%以上、最高級品ならば85%を超えるβグルカン純度が実現されている。

もちろん価格が2倍、3倍では意味が無い。 最高級のパン酵母βグルカンは5万円を超えるような非現実的な販売価格が多かったのだ。 これほどに高額では購入できるのは一部のお金持ちだけに限られ、実用的とは言い難かった。

しかし、パン酵母抽出のβグルカン製品もいよいよ普及が進み、最高級品質の85%を超えるβグルカン純度の製品でも1万円以内で買えるようになってきた。

成分の分析結果を公表している信頼の置ける製造会社のβグルカン製品を選ぶことで、 良いβグルカンを安く買うことが簡単にできるようになったのだ。

最近では、極限まで無駄を省くためにカプセル包材も省略することで費用の低減を計った「大容量粉末タイプ」も発売されている。βグルカンの質と費用をバランスしたいなら検討に値するだろう。

2017年12月1日金曜日

良いβグルカンを安く買う方法とは (1)

βグルカン健康食品は種類が多く値段もピンからキリまで多様である。 高くて良い製品もあれば、高いだけで良くない製品もある。 安くかろう悪かろうの製品ももちろん沢山ある。 だから、安く良い製品を買うためには、必要最小限の知識は持たねばならない。

一番大切なことは、広告に騙されず、原料の名前や噂に惑わされないことだ。 絶対に間違いの無い事実とは、 食べた後に体内で仕事をしてくれるのは中に含まれているβグルカン成分だということ。 言い換えるとβグルカン以外の成分は不要で邪魔なのである。 つまり、製品の量が多い少ないよりも、 中に含まれているβグルカン成分の量が多い製品が、 より多くの仕事をしてくれるβグルカン=良いβグルカンなのだ。

具体的な例で比べてみよう。 秘密や奇跡、神秘が満載のキノコ健康食品の代表と言えるアガリクスやハタケシメジを 大量1kg食べてもβグルカンは半分どころか50g以下しか含まれていない貧相な内容だ。 それでも昔ならβグルカンが摂取できるのはキノコだけだったので、 貴重な食品だったのだ。

ところが、最新のバイオテクノロジーの進化によって登場した 「酵母抽出βグルカン」ではわずか100g食べだけでもβグルカンが80g以上も食べられる。 つまり半分を遥かに超える内容成分がβグルカンで占められているため、 とても効率良く、倍以上のβグルカン成分を食することができるのだ。

この効率の良さは、結果として費用の安さにも直結している。 "良いβグルカン製品"="純度が高い"βグルカン製品を選べば、 効率良く安く良質なβグルカンを摂取・吸収でき、良い結果へと繋がるのである。 βグルカン健康食品を比較する最も重要な尺度である「純度」は、 製品全体に占めるβグルカンの総量=含有率で量られる。 1990年代に世界的に大流行したアガリクスの実態は、ベータグルカン純度で2~5%程度だった。 その後に改良/発見されたとされるメシマコブやハタケシメジ、 鹿角霊芝やカバノアナタケ(チャーガ)などの新型キノコの製品でもβグルカン純度は10%程度。 最新流行の「ハナビラタケ」健康食品では、大々的な宣伝広告が40%と謳っているが、 内実は推して知るべしだろう。

歴史的にも、科学的にも世界中でβグルカン製品への評価は高いが、 注目の重心は結果を左右する内容成分に移行している。 多くの人が高い費用で低いβグルカン純度の製品を買うことに疑問を持ち、 高純度のβグルカンをいかに安く買うかに知恵を巡らせているのだ。

その流行と研究の最先端に位置しているのがイースト菌=パン酵母から抽出した製品群。 「パン酵母βグルカン」もしくは成分名さながらに「βグルカン」と呼ばれるこれらの品質は、 安い製品でも60%以上のβグルカン純度で製品化されている。 最高級品に至っては85%以上のβグルカン純度が達成されたことで、 現在では価格競争が始まり、消費者には願ったり叶ったりの状況なのだ。

数十年前の開発当初の最高級のパン酵母βグルカンは5万円を超えており正に高級サプリだった。 だから、ごく限られたお金持ちだけが利用できる高級健康食品だったのだ。

2000年代のパン酵母抽出のβグルカン製品は普及期に入ったと言える。 最高級品質のβグルカン純度が85%以上の製品が1万円以内で買えるのは、 患者や家族にとっての福音と言える程に状況は好転したのだった。

困ったことにパン酵母βグルカンもブームが加熱する様相のため、 良いβグルカンを安く買うためには、 製造から分析まで信頼性が高い製造会社の製品を選ぶことが重要性を増している。

自社製品の成分分析を公正に実施している製品は実は殆ど皆無だが、 歴史と実績と信頼性のあるβグルカン製品を選ぶことが間違いの無い選択と言えるだろう。